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市民の森公園。大阪府枚方市
3月14日、枚方市にあります市民の森公園へ行きました。
継体天皇の樟葉宮があります交野天神社の近くにあります。
天気の良い日に、のんびり散策するのは良い場所でした。池の名前は鏡伝池です。
公園内には牛がいました。今年は丑年だからでしょうか。そしてアマビエもいました。コロナ退散ですね。
公園内にあります鏡伝池の解説を見ました。
概略を書きますと「古代より鏡には神霊がよりつくと考えられていました。鏡は水と深いかかわりがあり、金属鏡は水神祭祀に使われてきました。この鏡伝池の近くに交野天神社があります事から、水神祭祀が行われたと言われています。そして、このあたりは平安時代から貴族の遊猟地でした。昭和59年(1984年)の発掘調査で鎌倉時代から室町時代の物が出土しています。ただ、水神祭祀に関する物は出土していません。」
平安貴族の遊猟地。平安貴族は、蹴鞠や和歌を嗜む人達という印象があります。のほほんとした感じを連想しそうです。
しかし、実際には武芸に励んだり、狩りを楽しんだりした貴族もいました。
平安時代中期の右大臣・藤原実資の日記「小右記」には、貴族同士の暴力事件などが書かれていたりします。
貴族の暮らしは優雅そうだと思われがちですが、案外、ストレスが溜まる生活を送っていたかもしれないですね。
もしかして、現代人の私達が公園をのんびり散策しながら気分転換しているのと同様に、平安貴族も狩りで体を動かして気分転換していたかもしれないですね。