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伊勢神宮の内宮参拝。

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 大晦日に伊勢神宮へ参拝した話です。内宮は天照大神を祀っています。

 古事記の天孫降臨の話で伊勢神宮が登場します。ただし伊勢神宮ではなく「五十鈴宮」で登場します。
 天孫降臨の際、天照大神はニニギノミコトに勾玉、鏡、草薙の剣(3種の神器)を渡し「この鏡を私の御魂として、私を拝むのと同じように敬って祭りなさい。そしてオモイカネノ神は、私の祭に関する事を取り扱って政事を行いなさい」と言いました。
 ニニギノミコトは、お供のオモイカネノ神、アメノウズメと一緒に地上に降りていきました。

 古事記では何の説明もないまま「この二神(天照大神とオモイカネノ神)は五十鈴宮に祀っている」と書いています。
 なぜ二神を五十鈴宮に祀っているのかは謎ですが、途中で伊勢在住の猿田彦が出迎えた事に関連しているかもしれません。
 そして「トユケノ神は外宮に祀っている」とも書いています。

 ここで疑問がでてきます。伊勢神宮には天照大神は祀られていますが、オモイカネノ神は祀られていません。なぜ古事記ではオモイカネノ神も五十鈴宮に祀られていると記述されているのか。気になりますね。
 余談ですがオモイカネノ神は知恵の神になります。天岩戸伝説で塞ぎ込んだ天照大神を、いかにして

 内宮の鳥居を渡り参道を散策しました。
 白鷹酒造のお酒がありました。個人的には大喜びです。私の地元・兵庫県西宮市の酒造メーカーの酒だからです。

 五十鈴川の御⼿洗場(みたらしば)で手を洗いました。
 御⼿洗場の石畳は徳川綱吉の母・桂昌院が寄進しました。桂昌院は、京都の八百屋の娘に生まれたが幸運が重なり、大奥に入り、徳川家光に気に入られました。江戸時代のシンデレラです。

 天照大神を祀っている御正宮にたどり着きました。内部は撮影禁止なので外側だけ撮影しました。

 天照大神を拝んだ後、散策していますと御稲御倉がありました。
 神田で収穫された米を奉納するための所です。高床式です。

 次に荒祭宮にたどり着きました。
 伊勢神宮は20年に一度、建物を建て替えています。式年遷宮です。解体された建物を無駄にはしていないようです。
 私の家から近い廣田神社の本殿は、戦後最初の式年遷宮の時、荒祭宮を移築したものです。

 伊勢神宮参拝。少しかじった歴史を知っているだけでも参拝する楽しみが増えると感じました。

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