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ベテルギウス。「お前はもう・・・」の星かもしれない話
昨日に引き続き、今日もオリオン座に関する話をします。
オリオン座の写真で赤く囲んだ星は巨大な星・ベテルギウスです。太陽の1400倍の大きさなので、想像を絶します。
アルマ望遠鏡がとらえたベテルギウス(国立天文台)
ベテルギウスは寿命を迎えている星と言われています。そのため天文関係者の間では、いつ最後の姿(超新星爆発)が見れるのか注目が集まっています。
ところで、ベテルギウスは既に超新星爆発を起こして死を迎えた可能性があると言われています。
地球からベテルギウスまでの距離は約640光年です。光の速さでも640年かかる場所にあります。
この写真に映っている姿は、640年前の姿です。そのため仮に500年前に超新星爆発を起こしていても、それを人類が超新星爆発を観測ができるのは、今から140年後になります。
そのためオリオン座を見ました際、ベテルギウスに向かって「お前はもう死んでいる」と北斗の拳の真似ができますね。