日本人が思い描く中国で、仏教寺院は連想しても、モスクは連想しないですね。
　でも、意外とイスラム教徒が多い国・中国。蘭州ですとイスラム教徒が多くいます。

　街中には、いくつもモスクがありました。蘭州のイスラム教徒は主に回族と呼ばれる方々です。
　アラブやペルシャから中国に渡ってきた人達と、漢民族との混血の子孫と言われています。そのため見た目では、漢民族とは見分けがつかないです。
　ちなみに新疆に多く住んでいますウイグル人は、見た目でわかります。

　イスラム教徒が経営している食堂が結構あり、店先にはイスラムを表す「清真」という文字があります。
　店内には「飲酒禁止」の張り紙があったりします。イスラム教は。お酒はご法度だからです。

　日本で中華料理の店に行きますと、紹興酒を注文する人がいますし、中国といえば紹興酒や白酒を連想しますが、イスラムではご法度です。

　中国にあるイスラム文化。日本にいると体験できないだけに、イスラム文化に触れますと、違った視点で中国を見る事ができて面白いですね。