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神戸海軍操練所跡

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 NHK大河ドラマ「西郷どん」で、勝海舟を演じる遠藤憲一さん。ハマり役ですね。
 勝海舟と神戸といえば、神戸海軍操練所です。

 1864年、幕府軍艦奉行だった勝海舟が時の将軍・徳川家茂に進言し、設立許可を得ました。
 幕府の海軍ではなく、日本海軍いう枠組みで考えた勝海舟は広く門下生を募集し、その中に塾頭になった坂本竜馬、後の外務大臣の陸奥宗光がいました。
 幕府の海軍組織でありながら、倒幕の志士などが集まる不思議な場所でした。勝海舟もドラマなどでは、幕府を見限った幕臣として描かれていたりします。軍艦奉行なので、今でいう防衛大臣に該当する役職です。

 しかし、禁門の変の際、塾生の一部が反幕府側に付いたため、勝海舟にも嫌疑がかけられ、軍艦奉行を罷免され、海軍操練所は閉鎖されました。

 海軍操練所は閉鎖になったものの、その後、門下生達は各方面で活躍する人材になっていきました。
 今は跡地に記念碑の碇があるぐらいで、当時の面影はありませんが、歴史を感じる事ができます。

 場所は旧・居留地の京町筋を南に下って、居留地を出た所にあります。

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