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ムガール帝国はチンギスハーンの末裔が作った国
16世紀からインドを統治していましたムガール帝国。ムガール帝国のお城だったアーグラ城へ行きました。
ここからタージマハールが見えるのですが、この日は少し霧が出ていましたため、タージマハールがぼんやりとしか見えませんでした。
ところで、恥ずかしながら、ムガール帝国がイスラム教の帝国だった事と、ムガール帝国の創始者がモンゴル帝国の創始者・チンギスハーンの末裔だったとは知りませんでした。
チンギスハーンによって創設されたモンゴル帝国。そのチンギスハーンの次男・チャガタイの子孫・バーブルがムガル帝国の創始者と言われています。
チャガタイが統治を任されたのが中央アジアにできたチャガタイハーンという国です。
それがイスラム系モンゴル国のティムール朝となり、ティムール朝の王族だったバーブルがムガル帝国を創設しました。
中央アジアでイスラム化したモンゴル系の人達がインドにやってきたという歴史ですね。
インドといえばヒンズー教という印象が強いですが、イスラム教の国だった時代があったんですね。
ただ、ムガール帝国は宗教の融和策をとっていました。そのため諸藩の王族達はヒンズー教のままでした。
しかし、時代が経るにつれヒンズー教を弾圧するようになり、諸藩と対立していき、結果、イギリスがつけ込む隙を与えました。
モンゴルとインド。日常では結びつかないですが、歴史の大きなうねりの中では、しっかりとつながっている事を知りました。