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神足(こうたり) 神の足しか見えなかった。京都府長岡京市
先日の土曜日、京都府長岡京市を散策していますと、神足神社を発見しました。
この辺りの地名は神足(こうたり)で、最寄りのJRの駅も現在は長岡京駅ですが、以前は「神足駅」でした。
神足の名前の由来は、桓武天皇が奈良から長岡京に遷都した時に遡ります。1200年前の話です。
桓武天皇が夢の中で、神が田村の地に降り立ち、宮中を襲う魔物を防いでいる様子を見ました。
目が覚めた後、家来を田村の地へ向かわせると、家来は神の姿を見たが、まばゆい姿のため、足しか見えませんでした。
それがキッカケに田村の地を「神足」(こうたり)と呼ぶようになり、それ以来、地名が神足になりました。
桓武天皇といえば、奈良の仏教勢力の力を削ぐため、奈良から長岡京への遷都を行いました。
勝手な推測ですが、神足の話は、桓武天皇が神道の神を味方にしていると主張するための話だったかもしれないですね。
ところで桓武天皇の家来が見た神さんの足。どんな足だったのか気になりますね。
人間と同じ大きさの足なのか、それとも奈良の大仏と同じ大きさだったのか。外反母趾なのか偏平足なのか。
どうでも良い事を想像してしまいました。