6月29日、パスポートの更新のため兵庫県尼崎市にあります旅券事務所へ行きました。
　兵庫県では今年から土日でも旅券事務所が開いていますため、平日に有給を取得する事なく、パスポート更新ができるようになり便利になりました。

　パスポート申請。だいぶ昔、旅券事務所の方に「土日も旅券事務所が開いていたら便利なのに」と言いましたら、コンピューターの接続の関係で、土日に申請・交付の手続きができない事を教えてもらいました。時代は変わったと強く感じました。

　ところで10年有効のパスポートを申請すると16000円かかります。なぜ、そんなに高いのか。外務省の旅券に関するサイトを見てみました。
　パスポート（旅券） ｜ 外務省

　するとパスポート発行の手数料が、どのように使われているかの資料がありました。
　旅券手数料収入と発給コストの比較について（PDF）（平成29年6月27日）(外務省)
　パスポートの作成費用だけでなく、旅券事務所の人件費や、邦人保護に必要な経費、旅券の国際標準を定めている国際民間航空機関(ICAO)への拠出などを賄っている事が書いていました。

　4人に1人がパスポートを持っています。3000万人です。単純計算でパスポート収入を計算してみます。
　全員10年物のパスポートを申請しますと3000万人× 16,000円 = 4800億円です。
　でも、全員が同じ年に申請する事はありません。分散します。そこで4800億円は10年分の収入と考え、1年単位で見ますと、480億円になります。
　年間480億円の収入。それでも資料によれば、邦人保護の費用が増加傾向のため赤字だとの事です。

　パスポートの費用を調べて見ますと、色々なお金がかかっている事がわかりますね。
　お金の話を調べますと、なんだかNHKの番組「突撃!カネオくん」みたいですね。