Blog

くらわんか舟と枚方宿。大阪府枚方市

ブログ

 7月7日、大阪府枚方市へ行きました。
 江戸時代、枚方は大阪と京都を結ぶ陸と水の交通の要所で宿場町として栄えていました。大名が宿泊する本陣もありました。
 京街道(大坂街道)沿いには、当時の雰囲気が残っていて、旅籠だった鍵屋が資料館として残っています。本陣があった場所は公園になっています。

 ところで枚方市の市章は舟になっています。三十石船を型どっています。淀川水運を使った旅客船です。まさに海運の要所ですね。
 その三十石船の乗客に食べ物や飲み物を販売する地元の舟がありました。「くらわんか舟」です。

 三十石船の乗客に「くらわんか!」(食わんか!)と言って販売する人達(地元の農民達)でした。汚い言葉を使って販売していました。
 一説には大坂夏の陣で、徳川家康を助けた恩賞として、地元の言葉を使って商売をして良いという許可を得ました。
 地元の農民が、武士に対して悪態をついて販売する姿が、拍手喝采だったようです。

 近年、社会の教科書から士農工商が消えました。身分制度ではなく、職業別の区別だったからだそうです。
 でも、くらわんか舟があり話題になっていた事から、当時は武士が威張っていた証拠かもしれないですね。

Share

Category

Archive

Recent posts