京都アニメーションの作品「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台になっています兵庫県西宮市。
　そこにビスマルク山と呼ばれています山があります。正式名称・甲山です。
　弊社・本社勤務の社員も通勤途中の阪急電車から甲山を眺めて出勤しています。

　明治時代、神戸に住んでいました外国人が、甲山を見て、当時のプロイセンの鉄血宰相と呼ばれたビスマルクの甲に似ている事から、外国人の間で「ビスマルク山」と呼ばれるようになりました。

　ビスマルクといえば、19世紀後半、ヨーロッパでビスマルク体制を構築しました。複雑な同盟関係を結んでいました。
　この時、ロシアはヨーロッパに力を注がざるえなかったため、明治政府がこれを機会にと考え、榎本武揚を特命全権大使として送り、1875年(明治8年)に樺太・千島交換条約を結びました。
　明治8年といえば、当時の日本は大国に怯える弱小国家でしたが、外交は巧みだった事を物語っています。

　甲山ですが、タモリさんが喜びそうな山のようです。
　六甲山系は花崗岩でできた山ですが、甲山は安山岩で、成り立ちが異なる山になります。
　ブラタモリで「甲山の謎を解く」があれば、タモリさんが大喜びしそうに思えました。