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暦を番号で呼ぶ日本
8月になりました。ところで暦を見る上で「○月」と番号で呼ぶ国は案外少ないのではないかと思いました。
少し調べてみますと日本・中国・ベトナムが挙げられます。他にもあるかもしれません。
英語では「january」(1月)や「February」(2月)という形で、番号ではなく、固有名詞を使っています。
ギリシャ神話、ローマ神話の神々の名前や、ローマ皇帝の名前だったりします。
7月(July)はローマ帝国の執政官だったカエサル。8月(August)はカエサルの息子で・ローマ帝国初代皇帝のアウグストゥスです。
ただし10月(October)はラテン語で「8番目の月」、11月(November)は「9番目の月」で番号になっています。
番号にズレが生じています理由は、元々、3月が年初めの月だったため、そういう名前になったためです。
インドネシア語では、英語の暦をそのまま流用しています。
タイでは独自の呼び方をしています。その辺りは、その国々の歴史を調べてみると、意外な事がわかりそうですね。
ところで、日本でも固有名詞を使う事があります。7月は「文月」、8月は「葉月」です。
10月は「神無月」です。八百万の神が出雲へ行くため、神がいなくなるためです。
でも、出雲では神々が集まるため「神在月」と言います。
暦の呼び方に関する疑問から、色々な事が垣間見えるので面白いですね。