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聖徳太子開基の斑鳩寺。兵庫県揖保川郡太子町

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 8月31日、兵庫県揖保川郡太子町を通りました。
 太子町の町名ですが、聖徳太子ゆかりの地なので「太子町」と名前がつけられました。そして聖徳太子開基の斑鳩寺があります。

 聖徳太子が推古天皇の宮殿・豊浦宮で、仏教講義を行いました。推古天皇が大変喜び、褒美として播磨国揖保の地(現在の太子町)を与えました。
 聖徳太子は、太子町に仏教伽藍を建設したのが始まりです。そして聖徳太子は、この地に「鵤」(いかるが)という名前をつけました。
 斑鳩と「鵤」。どちらも正しい表記です。後者は国字(日本独自の漢字)だと、以前、斑鳩寺の住職さんに教えていただきました 
 斑鳩(鵤)は、元々は鳥の名前だというのは、このブログを書く際に調べてわかりました。鳥と結びつけたのは何か理由があるのかなぁと思いました。

 お寺の門や講堂、三重の塔は1500年代半ばに再建された物です。
 1541年(戦国時代)に尼子政久が播磨侵入の混乱の中、火災で焼失したため、再建された物です。戦乱のため文化財がなくなるのは残念です。

 このお寺には、聖徳太子が使ったとされる地球儀があります。以前、訪れた際、地球儀を見せてもらいました。(有料)

 ところで、播磨の地に聖徳太子ゆかりの地があるのか。一説には播磨は仏教信仰が熱心だった地域だと言われています。
 インドの僧侶・法道仙人が推古天皇の時代に来日し、播磨国にて次々にお寺を開祖した話があります。
 神出鬼没 ~謎の法道仙人~ <ひょうご伝説紀行 - 語り継がれる村・人・習俗 ‐>

 古代の播磨。仏教先進地域。さらに時代を遡りますと顕宗天皇、仁賢天皇の兄弟が流浪した地でもあります。
 播磨がどんな場所だったのか。興味が沸いてきますね。

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