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源氏物語ゆかりのお寺。善楽寺。兵庫県明石市
10月22日、明石市へ行きました。明石といえば鯛とタコが有名ですが、源氏物語ゆかりの地でもあります。
善楽寺ですが、歴史は古く、645年~649年の間に天竺(インド)の僧侶・法道仙人が創建しました。
古いだけでなく、大化の改新の頃に、インドと日本が結びつきがあったのも驚きですね。
源氏物語ゆかりの地と言われる理由ですが、明石入道が住んでいた「浜の館」の跡とされているためです。
そのため境内には入道碑があります。
源氏物語といえば、最近、藤原定家による若紫の写本が見つかった事で話題になりました。
明石入道が出てくるのは、若紫の後の話です。紫の上と結婚するものの、須磨に流された光源氏。
明石の有力者・明石入道に招かれ、明石へ行きました。そして入道の娘の明石の上と結婚してしまう話です。
その後、光源氏が罪を許され、明石の上を連れて都へ戻った際、紫の上と揉めることになります。
他にも境内には平清盛の供養塚があります。
平清盛が播磨守になった際、この地を海上交通の要所として重視していました。
そして平清盛の甥が、このお寺の住職になりました。平清盛が亡くなった際、供養ため、供養塚が作られました。
日本の歴史が詰まったお寺ですね。