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守山の地名になった東門院。滋賀県守山市
今週は滋賀県守山市のネタを書く事にします。
JR守山駅の近くにあります東門院。このお寺が守山の地名の由来になったお寺です。
このお寺は最澄が開いたお寺です。
そして桓武天皇から「比叡山を守る東門」をいう名を賜りました。「比叡山を守る」から「守山」という地名になりました。
「守山」という漢字の並びにも注目です。「動詞+目的語」の語順になっています。漢文調ですね。
境内には「南無不動明王」というのぼりがありました。
このお寺の不動明王の像は平安時代にできた物で、国の重要文化財になっています。事前予約が必要です。
「南無」という言葉。梵語(サンスクリット語)の「ナマス」の音訳で、「心から信じ、よりどころにする」(帰依する)という意味です。
そのため「南無不動明王」の意味は「不動明王に帰依します」の意味になります。
ちなみに「南無阿弥陀仏」は「阿弥陀仏に帰依します」という意味になりますし、「南無妙法蓮華経」は「妙法蓮華経の教えに帰依します」という意味になります。
他にも鎌倉時代にできた石造五重塔もあります。歴史を感じる事ができますね。