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日本最古の刑務所・旧奈良監獄。奈良県奈良市

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 4月10日、奈良へ行く途中、旧奈良監獄を発見しました。
 コスモスで有名な般若寺の近くにあります。

 この日は特別見学が行われていましたが、事前予約だったため、中の見学できませんでした。
 この建物は、明治の日本の刑法・少年法の変遷を色濃く反映しているようです。

 法律のド素人の私なので、旧奈良監獄のサイトの受け売りになりますが、年表の内容を抜粋してみました。

 江戸時代初期(1613年)、奈良奉行所が設立されました。今の奈良女子大がある場所でした。
 明治になり、奈良奉行所が廃止になり、1871年に奈良監獄署が設立されました。
 そして1908年、今の建物ができました。
 1922年、増加する少年犯罪に対応すべく「少年法」ができました。
 1946年、戦後直後に急増した少年犯罪に対応するため、少年院になりました。自立・更正を目指す機関としての役割を行いました。
 2017年に刑務所としての役目を終えました。
 現在は改装中で2023年にホテルとして生まれ変わる予定です。

 完全に受け売りになりました。
 もし、私に法律の知識がありましたら、日本の刑法・少年法の変遷について語ることができます。
 しかし、そうでないため、何か書いても、すぐに受け売りがバレてしまいます。

 刑法は入門段階でも難しいです。私事で恐縮ですが、以前、興味本位で刑法の入門書を読んでみましたが、あっさり挫折しました。
 例としまして「電車で居眠り中に、夢の中で悪人が出てきたので、悪人を殴ったら、本当に隣の人を殴っていました。この場合、犯罪に問えるのでしょうか」
 本当に夢を見ていたなら本人の意思で相手を殴ったわけでないため故意とは言えないです。しかし、本当に夢を見ていたかどうかを、どうやって認定するのか。
 そして本当に夢を見ていた場合、過失責任は問えるのだろうか。難しいですね。

 他にも「AさんがBさんを高層ビルの屋上から突き落としました。落下中のBさん。しかし、違うビルからCさんが狙撃して、Bさんに命中。落下中にBさんは絶命しました。」
 この場合、誰が殺人犯になるでしょうか。難しいですね。

 そのため難しい事は考えずに、建物の周囲を鑑賞しました。
 奈良といえば古い神社やお寺を連想してしまいそうですが、近代的な建物を見ますと違った奈良の姿を見る事ができますね。

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