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奈良豆比古神社の巨大な樟(くすのき)。奈良県奈良市
4月10日、奈良へ行く途中、奈良豆比古神社を発見しました。「ならずひこな」と読みます。
どこにでもありそうな神社かと思いきや、看板には巨大な樟(くすのき)と書いてありました。
そして翁舞で有名な神社で、境内には翁舞の絵が飾っていました。
神社の境内を散策していますと、巨大な樟(くすのき)に出会いました。迫力満点です。
写真では迫力が紹介しきれませんが、少しでも実感できるように、いくつかの角度から撮影しました。
ところで神社の看板には「光仁天皇の兄、田原太子が病気の療養を行っていた場所」と書いていました。
シールで「兄」と訂正していますので、何かありそうだと思いました。
後日、田原太子は何者なのかを調べてみました。
続日本紀の光仁天皇の章の冒頭に「光仁天皇の父」と書いています。
別名・志貴皇子(施基親王)ともいいます。聖武天皇の息子にあたります。
続日本紀には「田原天皇」という表記もあります。亡くなった後、天皇の尊号が贈られたためです。
光仁天皇につきましては以前のブログ「桓武天皇擁立の陰の立役者・藤原百川のお墓。京都府木津川市 」で取り上げています。
神社の看板に「兄」という訂正シール。なぜ訂正シールが張られたのか、知りたくなりますね。