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長崎原爆の日

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 8月9日は長崎原爆の日です。
 私が子供の頃、近所に長崎原爆の被爆者の方がおられて、色々、原爆の話を聞かせてもらいました。 
 子供心にも原爆の恐ろしさを感じました。
 
 ところで日本は被爆国なのに、核兵器禁止条約に反対したのか。調べてみますと、日本政府の辛い立場が見えてきます。

 1945年、日本は敗戦し、GHQの占領下に置かれました。そして、第二次世界大戦の勝者(聨合国)が作った国連がありました。
 国連憲章を見ますと、53条、107条に敵国条項が書かれています。聨合国の敵国に対する内容です。
 53条には、敵国が侵略行為の再現がある場合、安全保障理事会での採択無しに軍事制裁を課す事ができるという内容です。
 国連憲章(国連憲章テキスト | 国連広報センター)

 当時、日本政府がとった方針は、GHQの傘下に入り、かつ、侵略行為再開と因縁をつけられないようにするため、自衛権の放棄でした。
 1946年6月28日の第90回帝国議会衆議院本会議で、現行憲法の制定の審議で、9条の解釈について質問があった際、当時の首相・吉田茂は「自衛権放棄」と答弁し、質問者を驚かせました。
 帝国議会会議録検索システム(国立国会図書館)

 その後、朝鮮戦争が起こり、GHQが日本に自衛をするよう要請(命令?)したため、自衛隊の前進の警察予備隊が結成され、その後、自衛隊になっていきました。
 しかし、アメリカの許可なしに日本は自衛権を保持できない構図は、今も変わっていません。そして、アメリカの核の傘に組み込まれていますし、脱退できない状況におかれています。

 そのため、広島、長崎の人達の想いがありながら、日本の安全保障のため、日本政府は反対の立場を取らざる得ない。
 日本政府の関係者が、被爆国としての想いが伝えられない辛さを感じてしまいます。

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