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ボロブドゥール遺跡

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 盆休みを利用しまして、インドネシアへ行ってきました。ブログの内容は、1週間ぐらいインドネシアの話で引っ張りたいと思います。
 世界最大級の仏教遺跡のボロブドゥール。首都・ジャカルタから飛行機で1時間ちょっとの町・ジョグジャカルタにあります。

 大きいだけでなく壁にあります彫刻が綺麗でした。釈迦の一生を彫刻に描いていました。
 その中には、釈迦が生死を彷徨うぐらいの苦行している時、スジャーターが乳粥を提供している彫刻がありました。
 これをキッカケに釈迦は苦行を止め、中庸の精神を持つようになったと言われています。クリープの「スジャーター」も、この話に由来しています。
 
 現在、インドネシア人の90%がイスラム教と言われていますが、インドネシアにイスラム教が伝わる前は、仏教やヒンズー教、土着宗教が主流でした。
 当時、ジョグジャカルタを治めていたのは、シャイレーンドラ王朝でした。
 780年頃にボロブドゥールの建設が始まり、792年に完成したと言われています。日本ですと、平安遷都(794年)の少し前ですね。

 しかし、完成直後の辺りから王朝の衰退が始まり、850年頃には王朝が姿を消し、それと同時にボロブドゥールも姿を消します。
 それから1814年にラッフルズによって発見されるまで1000年間、長い眠りについていました。なぜ1000年もの間、誰にも発見されてなかったのか不思議ですね。

 ボルブドゥール遺跡が1000年もの眠りに入っている間に、ジャワ島にはイスラム教の王朝ができ、仏教やヒンズー教の王朝は姿を消してしまいました。
 遺跡を通して、インドネシアの歴史が垣間見えますね。

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