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ウズベキスタンの鉄道・飛行機
ウズベキスタンでタシケントからサマルカンドへ移動する際、ウズベキスタン版の新幹線・アフラシャブ号に乗りました。
スペイン版新幹線をモデルにした車体です。日本の新幹線は全車両が動力車ですが、ウズベキスタン版新幹線の場合は先頭車両が動力車でした。ヨーロッパの高速鉄道は、先頭車が動力車が多いようです。
最高時速は250Km/hと言われています。私が撮影した時は211Km/hでした。
タシケントからサマルカンドの移動中、車内サービスでクロワッサンと紅茶が配られました。サマルカンドからブハラでは車内サービスはありませんでしたが・・・。
余談ですが、アフラシャブ号の「アフラシャブ」はサマルカンドで発掘された遺跡の事で、その名前に由来します。
タシケントからサマルカンドまで3200円程度のウズベキスタンの新幹線の料金ですが、現地の人にとっては高額です。月収が1万円~3万円なので1500円だったとしても高く感じますね
サマルカンドに到着後、トラム(路面電車)で旧市街地まで向かいました。
ウズベキスタンのタクシーは料金メーターがありません。言い値のため価格交渉になりますが、外国人だと相場がわからないため、交渉負けしてしまいます。
しかしトラムに乗りますと全区間定額で24円なので激安と思いました。ただ、現地の月収1万~3万円を考えますと現地の人にとっては激安というわけではなさそうですね。
トラムには冷房がありませんので車内は暑いです。幸い空気が乾燥しているお陰で車内に風が入ると涼しく感じました。
首都・タシケントでは地下鉄に乗りました。
冷房が効いた新型車両もあれば、ソ連時代の旧型車両(冷房なし)が走っていました。全区間定額で24円でした。
料金が全区間同じのため駅に入る時は自動改札をくぐりますが、出る時は、改札を通らずに素通りです。改札では手荷物検査をしていますため出口から料金を払わずに乗ろうという不届きものがいても、すぐに御用になります。
地下鉄の改札口で手荷物検査をしている係員の方ですが、怖そうだと思いきや、ある駅では愛想良く「ジャポン?」(日本?)と聞いてきました。「ジャポン」(日本)ですと答えると「ようこそウズベキスタンへ」と言わんばかりに歓迎してくれました。
駅によっては駅舎そのものが芸術といった感じでした。地下鉄の駅構内を見るだけでも興味深いです。
ブハラからタシケントまでの移動はウズベキスタン航空に乗りました。7000円。現地の月収1万円から3万円と考えますと飛行機は高嶺の花という感じです。
機内の安全ビデオが面白かったです。多くの航空会社の安全ビデオでは、飛行機の中でベルト装着や酸素マスクが降りてくる映像を見せています。しかし、ウズベキスタン航空ではラクダに乗ったキャラバン隊がラクダの上で安全ベルトを締めたりする場面が出てきました。言葉がわからなくても思わず見入ってしまうビデオでした。
ウズベキスタン航空がyoutubeで動画を公開しています。 Safety Video | Uzbekistan Airways
ちなみにウズベキスタン航空ですが、成田・ウズベキスタン間の直行便として就航していますので、成田からウズベキスタンへ行かれる方はウズベキスタン航空に乗れますね。