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インドネシアの中華街
ジョグジャカルタに、ちょっとした中華街がありました。
日本で中華街と言いますと、中華の屋台があったり、中華料理の店があるなどを連想します。
基本的に、中華料理や中国の文化に慣れ親しんでいるため、観光地化しやすいです。
でも、インドネシアの中華街を見てみますと、全く違った光景が目に映りました。
中華系の居住区であって、観光地化されていません。
さて、日本では「インドネシア人と中華系の人との間に対立がある」と言われています。あたかも、お互いが排他的なっているという論調です。
でも、中華街を歩いていますと、単純な対立構造とは思えない姿も見えてきました。
中華街で、インドネシアの人が中華風のマスコットを見て記念撮影していました。中華街の店にはインドネシアの人が働いていました。
大通りの屋台では、インドネシアの人達が、春巻きやゴマ団子を売っていました。中華料理の一部がインドネシアの人達に受け入れられている感じでした。
中華街の側のモスクを見ますと「清真寺」という文字がありました。中国語で「イスラム寺院」の意味です。
中華系の人達で、イスラム教徒になっている人達がいるようです。中華系の人達がインドネシアに溶け込もうとしている努力でしょうか。
日本にいると感じられない複雑な歴史がある事が、インドネシアで感じました。