先日、大阪府豊能郡能勢町へ行きました。能勢町役場の近くに消防署がありますが、よく見ますと「豊中市消防局」という文字があり、消防服を着たマチカネくん(注釈)がいました。
　現在、総務省は消防の広域化を進めています。消防の広域化:総務省消防庁
　そのため各自治体が保有していた消防組織を統合し、複数の自治体で消防組合を運営していたりしています。兵庫県の西播磨地域や、奈良県などがあります。
　小さい自治体では、隣接しています大きな自治体に消防業務を委託する場合もあります。(兵庫県加古郡稲美町・播磨町では加古川市に委託しています)

　能勢町は豊中市に委託しています。でも、能勢町と豊中市は隣接していないため、ちょっと驚きました。
　能勢町の消防署ですが、2015年に開設されました。それまで消防団の方々が能勢町の消防活動をされていたようです。
　119連絡は、豊中市と池田市が共同運営しています消防指令センターにかかるそうです。

　本社があります宝塚市や周辺の自治体は、独自の消防組織を持っていますため、各自治体が消防組織を持っていると思ってしまいますが、地域によっては、組織の運営形態の違いがあり、それを見る事で、普段感じない自治体のあり方などの姿を垣間見る事ができますね。

(注釈)　豊中市の待兼山町でワニの化石が発見された事から、豊中市のキャラクターがワニのマチカネくんになっています。