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笠を置いたから笠置(かさぎ)。京都府相楽郡笠置町
先週、13日に京都府南部へ行った時の話が書ききれなかったため、今週もひっぱります。
13日、笠置を通りました。地名の由来は「笠を置いたから笠置」です。
奈良時代、大海人皇子(後の天武天皇)がこの地で狩りに夢中になっていた際、転落しそうになりました。
皇子は「助けてください。そうすれば、この地に弥勒仏を彫ります」と願い、窮地を脱しました。
再び、この地に来られるように、目印のために笠を置いた事から、笠置になりました。
現在でも、彫られた弥勒仏がありますが、今回、時間がありませんでしたので立ち寄れませんでしたが、次回、行ってみたいと考えています。
笠置のマスコットといえば「笠やん」です。実際に笠置山に住んでいた案内猫がモデルです。
笠置町ですが、ほかにも天皇に関する話があります。
鎌倉幕府を滅ぼし、建武の新政を開いた後醍醐天皇です。鎌倉幕府軍と笠置山の戦いで勝利した話です。この地が合戦場でした。
戦いの様子を描いた大きな模型が、笠置駅の改札口の近くにあります。
今は笠置といえば、キャンプ場として関西では知られています。
この日も河川敷に多くのテントがあるのを見ました。笠置の由来を知ると、なんだかテントが笠の形に見えてしまいました。