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猿丸神社。猿丸大夫と瘤取り神。京都府綴喜郡宇治田原町

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 10月27日、宇治茶の産地の1つであります京都府綴喜郡宇治田原町へ行きました。
 滋賀県との県境の近くに猿丸神社がありました。どんな神社か入ってみました。

 猿丸大夫という平安時代の歌人を祀っている神社でした。文学史の知識のない私にとっては「誰それ?」でしたので、調べてみますと平安時代の和歌の名人36人(三十六歌仙)の1人でした。36人の中には、柿本人麻呂、在原業平、小野小町、紀貫之といった高校の古文や、中学・高校の日本史で習った人物がいます。
 小倉百人一首の中にも出てくる人物という事で、古文の得意な人なら有名人のようです。高校時代、古文が大の苦手だったので、今頃になって勉強になりました。

 小倉百人一首の猿丸大夫の歌は「奥山に 紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき」です。

 神社の境内にあります神の使いの猿の彫刻、かわいいです。猿丸大夫は、猿顔だったのでしょうか? ちょっと気になりました。

 近世になって瘤や出来物を癒すという事で、瘤取り神さんとして信仰を集める事にもなりました。
 そのため、瘤がとれた人達から、木の瘤などが奉納されていました。

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