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滋賀県で西武ライオンズ。近江鉄道バス

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 先週末、滋賀県にいました。
 滋賀県内を走る近江鉄道バス。西部ライオンズのマークをつけています。
 兵庫県に住んでいますと西武グループとは縁がないだけに、近江鉄道バスを見ますと、違った地域に行った気分になります。
 ご存知の方も多いと思いますが、近江鉄道は西武グループで、2016年からは西武鉄道の完全子会社になっています。

 元々は近江鉄道は西武グループではありませんでした。
 箱根土地(後のコクド)の創始者で、衆議院議長まで努めたの堤康次郎が、昭和18年(1943年)、近江鉄道を傘下にしました。
 堤康次郎は近江鉄道沿線の農家兼商家の子供として生まれ、近江鉄道を見て育ちました。そのため郷土愛と愛着から近江鉄道の経営に関わったとも言われています。

 兵庫に住んでいますと、なかなか堤康次郎に対して関心を持つ機会がありません。そのため最近まで私は、西武鉄道は堤康次郎が設立したと誤解していました。
 西武鉄道の前進・武蔵野鉄道は、元々は箱根土地とは無関係な会社でした。経営難だった武蔵野鉄道でしたが、堤康次郎は有望な会社だと考え、武蔵野鉄道を箱根土地の傘下にした上で、経営再建に乗り出し、V字回復させました。

 堤康次郎という人物。右翼から拳銃で脅されても、平然と構えていたため「ピストル堤」と呼ばれるようになったり、家庭環境は凄いというのか破天荒というのか、そういう家庭を築いていました。

 その一方で、社員を大切にした人と言われています。
 大雪でも西武鉄道が運休しなかったのは、線路を切り替えるポイントが凍結しないよう、徹夜でポイントを監視していました。
 そんな社員をねぎらうため、自宅に社員を呼んで手作りカレーを振舞ったという逸話があります。

 近江鉄道を見て、ちょっと堤康次郎に関心を持つ事ができました。

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