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ダライ・ラマ来日。ダライはモンゴル語

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 チベット仏教の最高指導者・ダライ・ラマ14世が来日されています。
 という下りで文章を書きそうな所ですが、ダライ・ラマはチベット仏教全体の最高指導者ではありません。

 チベット仏教には大きくわけて4つの宗派があります。日本にも色々な宗派があるのと同じですね。
 ダライ・ラマは・ゲルク派と呼ばれる宗派の最高指導者です。そしてゲルク派はチベット仏教の最大宗派になります。

 ところで「ダライ」という言葉。「大海」を意味するモンゴル語です。
 チベットなのに、なぜモンゴルという疑問と同時に、モンゴルに海がないのに、どうして大海という言葉があるのか突っ込みたくなりますが、それは横に置いておきます。そして「ラマ」はチベット語で教師という意味です。
 14世ダライ・ラマ法王発見の経緯と輪廻転生制度 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

 歴史を見てみますとチベットとモンゴルは密接なつながりがあります。
 13世紀、モンゴル帝国(元)を率いるフビライ・ハーンがチベットを侵略しようとしました。しかし侵略しようとした過程で、モンゴル人がチベット仏教に帰依してしまい、大事な宗教国として元に保護される形になりました。今でいうソフトパワーによる防衛ですね。

 ダライラマの名称は16世紀にモンゴルの最高有力指導者・アルタイ・ハーンから贈られました。「ダライ」がモンゴル語なのも納得できますね。
 1642年、ダライラマ5世の時、モンゴルのグシ・ハーンの後押しで「ガンデン・ポタン」(チベット政府)を樹立しました。そしてポタラ宮殿を建設しました。

 ダライ・ラマ14世は82歳と高齢ですが、かくしゃくとされておられます。法話のため2年ぶりに来日されました。どんなお話なのか拝聴してみたいですね。

 ダライ・ラマは厳かな方のように思えますが、高須クリニックの高須院長の顔をつねっている姿がツイッターで流れているのを見て、お茶目な一面を感じました。
 ダライ・ラマ法王に祝福されてるかっちゃんなう(高須院長のツイート)
 

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