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JR大阪駅に中途半端な階段が多いのは地盤沈下が原因。
JR大阪駅周辺を歩いていますと、中途半端な階段の多さに気づきます。
しかし、私は恥ずかしながら、何も疑問に思わず、今まで過ごしていました。
最近、その原因が地盤沈下が原因だと知り、驚きました。
大阪駅周辺の地名は「梅田」です。江戸時代、湿原地だったため泥田が広がっていました。
泥田を「埋めた」ため「梅田」と名づけられました。そのため地盤が弱い所でした。
今のJR大阪駅が高架になったのは昭和9年でした。
その時から地盤沈下が起こり始めましたが、昭和30年代の高度成長期に地下水を汲み上げすぎたため、地盤沈下が加速されました。ホームが傾くぐらいの地盤沈下だったそうです。
昭和37年に地下水の取水制限と地盤沈下工事の対策のお陰で、地盤沈下が収まりました。
JR大阪駅の中途半端な階段から、梅田の名前の由来や、高度成長期の地下水の取水による地盤沈下など、大阪の歴史が垣間見えますね。