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春節祭・神戸南京町と暦の話

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2月18日、神戸南京町の春節祭へ行きました。すごい賑わいでした。

獅子舞を見ながら、中で演技している方は大変だなぁと思いました。

 

ところで日本では正月は旧暦ではなく、グレゴリオ歴(新暦)の1月1日になっています。

日本は、明治5年にグレゴリオ歴の導入が行われました。もちろん、旧暦と新暦にはずれがありますため、明治5年12月2日を、明治6年1月1日にするという荒業を行いました。そのため旧暦で種まきや収穫を行っていた農家が大混乱を起こした話があります。

日本の法律で効力を持つ最古の法律は、暦はグレゴリオ暦を採用するという規定です。明治5年に発布されました「太政官布告第三百三十七号」になります。テレビ番組「林先生の初耳学」に出てきそうですね。

暦の歴史を調べると面白いです。ローマ帝国時代、カエサルによって始まったユリウス暦があり、長年、キリスト教の国々で採用されてきました。

その後、ユリウス暦と実際の天体の動きとのズレが目立つようになり、より精度の良い暦の採用になりました。カトリックのローマ教皇・グレゴリウス13世が1582年に、新しい暦の採用を命じたので、グレゴリオ歴と呼ばれるようになりました。

しかし、宗派の違いがあって、プロテスタントの国では導入が遅れたり、ロシア正教は現在でもユリウス暦を採用しているため、クリスマスの時期が少しズレていたりします。

当たり前に使っているカレンダーにも、歴史がありますね

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