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東海道は500キロ以上
大阪と東京の間を結んでいます国道1号線。京都市内に、起点から500Kmを示す看板があります。
このまままっすぐ東京方面へ向かえば、東京・日本橋に到着する事ができます。
500Kmの距離。日本だと長い距離という感覚です。
東海道中膝栗毛でお馴染みの弥次さんと喜多さんによる珍道中を初め、お伊勢参りが人生最大の旅行でしたので、車も鉄道もない時代は、相当な距離だったといえますね。
でも、お隣の中国では500Kmは遠い距離にはならないようです。
三国志で劉備率いる蜀と、孫権率いる呉が協力して、曹操の軍隊を迎え撃つ赤壁の戦いがありました。映画「レッドクリフ」でも描かれていますね。
さて、蜀の首都・成都と呉の首都は建業(現在の南京付近)です。この距離は飛行機で3時間の距離です。1800年前に、どうやって連絡を取り合っていたのか、考えてみますと不思議ですね。
三国志から400年遡って、秦の始皇帝の時代。どうやって巨大国家を統治したのか。隅々まで連絡を行うにはどうやっていたのか。不思議ですね。
もうすぐ春節ですが、中国の場合、春節を故郷で過ごそうとするため、大移動が始まります。
里帰りのため、鉄道で20時間、30時間と移動します人達もいます。日本では考えられないですね。
距離感の違い。時代や国柄によって異なりますので面白いですね。