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外国人観光客が増えると対応する側は大変

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 2月17日、京都・嵐山で注意書きを見ました。
 日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語で書かれています。

 日本の法律や規則を知らない外国人に注意喚起をする必要がありますだけに、対応する側は大変ですね。

 JR西日本の注意喚起。東南アジアやインドへ行きますと、普通に線路上を歩いている人を見ます。
 日本では「線路に勝手に入ったらアカン」という発想がありますが、海外の人にはない場合があります。
 ただ、日本でも列車の便数が少なく、踏み切りが少ない場所では、回り道するのが不便という事で、勝手踏み切り(無断で線路横断)があり、JR各社は頭を痛めているようです。
 ちなみに線路に無断に入りますと鉄道営業法37条に違反し科料対象ですし、鉄道の運行を妨げますと、刑法234条の威力業務妨害に該当し、3年以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金になります。

 嵐山といえば竹林。よくガイドブックの写真に使われる所があります。
 落書き禁止の看板が英語、中国語、韓国語で書かれています。

 日本で落書きしますと軽犯罪法第1条第33号で科料もしくは刑務所行きになりますし、刑法261条(器物損壊等)の適用ですと、3年以下の懲役、もしくは30万円以下の罰金になります。でも、落書きが犯罪だと知らない人にとっては、軽い気持ちで落書きをしてしまうようです。

 日本人と外国人とではモラルや常識が異なりますので、規則を明確に伝えて「日本にいる間は日本の規則に従うように」という注意喚起が必要になりますが、そのために労力がかかると考えますと、当事者にとっては大きな負担になってきますだけに、観光大国になるのは良い事なのかどうなのか、考えさせられますね。

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