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崇道神社と崇道天皇。京都市左京区
3月16日、京都市左京区にあります祟道神社を発見しました。
早良親王(崇道天皇)を祀った神社です。桓武天皇の弟になります。
桓武天皇が長岡京遷都を行い、都を造成中、監督だった藤原種継が殺されました。
藤原種継は中納言という高い位の貴族で、長岡京遷都の陣頭指揮をとっていた人物です。
誰が藤原種継を殺害したのかで、早良親王に疑いがかけられました。藤原種継と早良親王の不仲説があったようです。
早良親王は身の潔白を示すため、断食を行い、餓死してしまいました。
現在、抗議を示すため、ハンガーストライキが行われますが、当時から、そういうのがあったようです。
早良親王の死後、桓武天皇の近親者の死が続き、都で疫病が流行りました。祟りとしか言いようがないですね。
そのため祟りを恐れて、早良親王に崇道天皇を追号し、墓を作りました。
崇道天皇ですが、実際に皇位継承がされたわけではないため、歴代の天皇の名前には入っていません。
それにしても「祟の道」なので、桓武天皇が、祟りに怯えていた様子がうかがえますね。