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エアー3点セットの水抜きの原理。中学・高校の理科
タイヤチェンジャーについていますエアー3点セット。
コンプレッサーから送り込まれた圧縮空気の水分を取り除く機能があります。
その原理は、昔、習いました中学・高校の理科で説明ができます。
コンプレッサーで空気を圧縮させますと、断熱圧縮が起こります。
空気を圧縮する事で空気の温度が上がります。
その時の空気の体積(V)と温度(T)の関係式は以下の式になります。
高校の物理が懐かしくなります。
コンプレッサーで圧縮された空気が管を通ってからチェンジャーに送られるまでの間に熱を外部に放出し、圧縮空気は常温に戻ります。
そして3点セットの内部で、圧縮空気をノズルから噴出した際、空気の圧力が下がります。今度は断熱膨張が発生します。
ノズルから吹き出された空気が断熱膨張で冷やされる事で、空気の飽和水蒸気量が下がり、冷えた空気内に含まれた水分が水滴になり、結果、空気の水分を取り除く事ができます。中学の理科で習いました飽和水蒸気量が懐かしいですね。
夏に冷たい飲み物をコップに入れますと、コップの周囲の空気が冷やされ、コップの周囲に水滴ができるのと同じ原理ですね、