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権利と義務が対になる話
連休中、いかがお過ごしでしたでしょうか?
個人的なことで恐縮ですが、連休前に体調を崩したため、遠出はせずに、ほとんど自宅や近所のスターバックスで読書をしていました。
そのため旅行や遠出した話題が書く事ができません。でも、読書をしていましたので、その話をします。
「法とは何か」(渡辺洋三:岩波書店)を読みました。
その中で、権利と義務が対の関係の話が書いていました。
AがBに○○してもらう権利。これをBから見ますと、BはAに対して○○する義務になります。
Aから見ると権利が、Bから見ると義務になります。それが権利と義務が対になる事です。
ところで、よく「△△という義務を果たさないで、□□という権利ばかり主張するな」という発言を耳にします。
日本人の道徳観の「物事をキチンとしてから、●●をしましょう」の類と、法律上の「権利・義務の関係」を混同しているのが原因です。
知らず知らずのうちに、物事を誤解したり、混同している事があるかと思います。
そのため言葉があっても、語感や感覚だけでなく、キチンと意味を調べないと、チコちゃんに叱られそうですね。