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家庭にある道具で実験。飛行機の浮上原理。
空を飛ぶ飛行機。なぜ金属の塊が空を飛ぶのか不思議ですね。
その原理を家庭にあります道具で体験する事ができます。
台所にあります、お玉を使います。お玉をぶら下げる感じで、蛇口に近づけます。
蛇口から出てくる水に触れた瞬間、水に吸い寄せられるように、引っ張られます。
この原理は高校の物理で説明できます。作用・反作用と運動量保存則です。
水は下方向に流れていますので、水の運動量は下方向です。
しかし、お玉が水に触れますと、水はお玉に沿って流れるため、斜め方向に流れが変わります。
この時、図にありますように、左方向の運動量が発生します。それを打ち消すように、お玉には右方向の運動量が発生します。
これを応用しましたのが飛行機の浮遊原理です。
飛行機の場合、空気の流れが、翼の側を通りますと、翼によって空気の流れが下方向に向きます。空気の運動量で下向きの部分が発生します。
それを打ち消すかのように翼には上方向の運動量が発生し、飛行機が浮上します。
家庭で楽しめる科学の面白さという所ですね。