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カルタの聖地・近江神宮。滋賀県大津市
6月15日、カルタの聖地・近江神宮へ行きました。
近江神宮の歴史は意外と浅く、1940年(昭和15年)に創建された神社です。祀っているのは天智天皇です。
ところで大津は天智天皇ゆかりの地です。
白村江の戦いで日本が大敗したあと、天智天皇が国防強化のため、飛鳥から大津へ遷都しましたことに由来します。
そして小倉百人一首の最初の1枚目が天智天皇のため、カルタ(百人一首)の聖地になりました。
天智天皇の歌は「あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ」です。
ただ文学の素養のない私は、中学生の時、学校でカルタ大会がありましたが、歌を覚えられず、友人達と坊主めくりして遊んでいました。
さて、天智天皇が遷都した大津京ですが、長続きはしませんでした。
天智天皇が崩御された後、天智天皇の息子の大友皇子と、天智天皇の弟の大海人皇子との間で主導権争いが起こり、壬申の乱になりました。
そして敗れた大友皇子は自害。大海人皇子が天武天皇になり、飛鳥に遷都しました。
僅かの期間とはいえ都だった大津です。もし、大津に行かれます際は、琵琶湖を眺めながら、古都を味わってみてはいかがでしょうか。