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草津宿本陣。滋賀県草津市

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 6月22日、滋賀県草津市へ行きました。草津といえば東海道と中山道の合流地点です。
 そして東海道の52番目の宿場町で、大名や公家などが宿泊した本陣が残っています。
 現存する本陣の建物では日本最大級になります。

 本陣の玄関をあがりますと、目の前に関札が置いています。
 関札とは宿の入口に掲げる宿泊者の名を書いて掲げた札です。今でいう「○○ ご一行様」という物になります。
 撮影禁止のため、撮影しませんでした。行かれます際は、目に焼き付けてください。

 奥行きが長い建物で、奥には大名が宿泊する部屋がありました。(ここも撮影禁止なので撮影しませんでした)
 普段は20人位ですが、多いときは70人ぐらい宿泊したそうです。宿泊客が多い時は、長い廊下も宿泊部屋になりました。

 宿泊客を記録した大福帳を展示していました。
 有名な歴史上の人物が名を連ねています。赤穂浪士で有名な、浅野匠頭と吉良上野介。
 新撰組の土方副長、公武合体の際に14代将軍徳川家茂に嫁ぐ際、宿泊した皇女・和宮。徳川慶喜などです。

 ところで本陣の経営は、楽ではなかったようです。
 宿泊料金が決まっていたわけでないため、宿泊客が勝手に払った金額になるようです。
 金払いが良い大名なら儲かりますが、ケチな大名だと赤字になってしまいます。

 草津には本陣が2件ありました。もし、予約が重複した場合は、大名は脇本陣に宿泊します。
 脇本陣は、大名や公家が宿泊しない時は、一般客も宿泊できました。

 ところで大名が使う雪隠(トイレ)がありました。
 畳の部屋のトイレ。今の感覚ですと、落ち着かない感じがしますね。

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