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本願寺伝道院。京都市下京区
先日、西本願寺の近くを通りましたら洋風でイスラム風のドームの建物がありました。
でも、看板を見ますと「本願寺伝道院」と書いていました。ちょっと意外でした。
看板には、設計は東京帝国大学教授の伊東忠太で、竹中工務店によって明治45年に建築された物と書いていました。
伊東忠太の「建築進化論」を明確に表現した建物とも書いていました。
建物の周囲にあります石造。像がいたり不思議な怪獣がいたりしました。
伊東忠太ですが、調べてみますと、京阪神間の人にとっては身近だった物を設計していました。
阪急梅田のビルの内装でした。昭和4年に完成した物で、レトロで豪華だった内装でした。
2005年に工事がはじまり、内装が新しくなりました。古き良きものが見れなくなっただけに、あの時、写真に収めておけばと少し後悔しています。
東京の方でしたら築地本願寺の設計者と言えば、親しみが沸くかもしれないですね。
身近な物を設計した事を知り、伊東忠太と建築進化論について少し興味を持ちました。