Blog
万葉の森にある令和の出典元の歌。兵庫県加古郡稲美町の日本庭園
10月22日、稲美町にあります万葉の森へ行きました。森といっても森林ではなく、日本庭園です。無料で散策できます。
万葉の森 | 稲美町ホームページ
稲美町周辺は、古代から印南野(いなみの)と呼ばれ、万葉集には、いなみ野を題材にした歌や、花を題材にした歌があります。
いなみ野を題材にした歌は30首あり、その中には柿本人麻呂、山部赤人の歌も含まれています。
この庭園には、万葉集の題材なっています花と歌があります。
庭園内を散策していますと、令和の出典元になりました歌と花がありました。蘭です。
当時は「らに」と読んでいました。「ラン」は音読みで漢語、「らに」は和語になります。
中国語の漢字の読み方の特徴で、漢字1文字につき一音節という決まりがあります。蘭(ラン)で一音節になります。
大(ダイ)も、音は「dai」で「ai」は2重母音なので、一音節という扱いです。秦の始皇帝が漢字を統一した際、その読み方の決まりができました。
「らに」は2音節なので和語になります。
万葉の森を散策しながら、令和という新しい時代を感じました。