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「鈴」という漢字の由来。「令」(リン)と鳴るから「金」+「令」
クリスマスが近づいています。モミの樹に飾りをつけますが、鈴の飾りもつけます。
ところで「鈴」という漢字を分解しますと「金」+「令」になります。
「金」は、金属の楽器なので「金」です。
「令」は中国語の発音では「リン」になります。リンリンと鳴るため「金」+「令」もあります。
鳩は「九」(ク)と鳴く鳥なので「九」+「鳥」になったのと同じです。
(現在の中国語では九の発音は「ク」ではありませんが、古代は「ク」のようです。)
そして「令」という漢字は、元々は神の声を聴くという意味でした。そこから派生して、命令、美しいなどになりました。
神をお迎えする楽器、美しい音色を出す楽器。そんな意味が込められて「金」+「令」になりました。
漢字の造語法の1つの会意と呼ばれる方法で、漢字の合成で漢字を作るという意味です。
古代中国の人は、上手に漢字を組み合わせて、新しい漢字を造った事が感じられますね。