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奇跡の建物。今津小学校の六角堂と旧辰馬喜十郎住宅。兵庫県西宮市
正月は地元散策をしました。今日のブログの大袈裟な題名になりましたが、奇跡としか思えない建物を紹介します。
今津小学校の六角堂ですが、1882年(明治15年)に建てられた洋館です。
長年の風雪だけでなく、大空襲にも耐え、阪神大震災にも耐えた建物です。
戦争中、アメリカは戦時国際法を無視し、民間施設や民間人が住む場所に大量に焼夷弾を降らせました。
周辺にあった建物が焼けつくされ、多くの犠牲者が出ました。しかし、この六角堂は耐えました。
そして阪神大震災でも倒壊する家屋が多い中、六角堂は耐えました。
旧辰馬喜十郎住宅です。1888年(明治21年)に建てられた洋館で、酒造業を営む辰馬喜十郎が神戸英国領事館を模して建設したと言われています建物です。
六角堂と同様、大空襲にも耐え、阪神大震災にも耐え、今に至っています。
辰馬喜十郎といえば、白鹿の辰馬本家当主の四男で、分家として日本摂酒株式会社を設立した人物です。
洋館を建てています事から、当時、酒造業は儲かっていた事がうかがえますね。
大空襲にも耐え、大震災にも耐えた建物を見ますと、軌跡としか思えないですね。