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グローバル化による感染拡大は、モンゴル帝国の時代からあった話

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 武漢で発生しました新型コロナウイルスで、世界中が騒ぎになっています。

 ところでグローバル化によって感染症が広がった話は、今に限った話ではありません。
 13世紀、モンゴル帝国がアジアとヨーロッパにまたがるようになり、東西交易が活発になりました。
 そのため14世紀になりアジアの病気だった黒死病がヨーロッパで流行し、結果、ヨーロッパの人口が3分の1になる事態になりました。
 黒死病により人口が激減したため、労働力不足になり、農奴だった農民が力を持つようになり、封建領主は農民に働いてもらうため、農民の生活改善に取り組んだとも言われています。
 黒死病の大流行により、ヨーロッパでは様々な社会的影響がありました。

 他にもコロンブスがアメリカ大陸を発見し、南米にスペインが侵略した事に伴い、病原体まで南米に持ち込み、免疫を持っていなかった先住民族が大量に亡くなった話もあります。スペインによる武力による先住民族の殺戮だけでなく、結果的に生物兵器(病原体)による殺戮が行われました。

 国際化が進み、国際空港には大量の飛行機がやってきますだけに、感染症の広がり方は、当時とは比べ物になりません。
 そう考えますと他国での感染症が他人事でなくなっています。コロナウイルスの感染が収束する事を祈るしかないですね。

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