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学問の神さん・北野天満宮。京都市右京区。

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 2月23日、京都にあります北野天満宮へ行きました。天満宮は学問の神さん・菅原道真を祀っている神社です。
 「天神さん」や「北野の天神さん」と言う事もあります。関西では「様」ではなく、親しみを込めて「さん」づけします。

 菅原道真は学者家系に生まれ、幼い頃から天才ぶりを発揮したと言われています。
 そして宇多天皇に才能を認められ、右大臣という異例の出世までした人物です。今でいう副首相に当たる役職です。
 当時、家柄によって出世できる範囲は決まっていましたため、異例の抜擢でした。
 一説には実力者の藤原家を牽制する意味もあったようです。

 宇多天皇が譲位した後、醍醐天皇は、藤原家からの讒言により、大宰府へ左遷されました。
 無念の死を遂げた藤原道長ですが、死後、色々な災難が起こりました。
 特に天皇が執務を行う清涼殿に落雷があり、醍醐天皇は無事でしたが、数人の役人が命を落としました。
 それが原因で醍醐天皇は衰弱し、数ヶ月後に崩御されました。菅原道真の怨霊と言われ、日本三大怨霊の1つになっています。

 正面入口の付近に松がありました。ここの松は、明治期まで、代々、仁和寺から送られた松を植えていました。
 仁和寺は先日のブログでも紹介しました宇多天皇が法皇になってから住んでいたお寺です。
 宇多天皇は菅原道真を抜擢したため、仁和寺と北野天満宮はつながりのある関係です。

 そして参道を歩いていますと伴氏を祀った末社がありました。
 先日のブログで紹介しました大伴氏の氏神を祀っている神社です。
 菅原道真の母親が大伴氏だったため、この末社が祀られています。菅原道真の母親は名門家系のお嬢さんといった所ですね。

 本殿に入る手前で、重要文化財の三光門をくぐります。
 そして国宝の本殿で拝みます。1607年に建設された物です。風格がありますね。

 建築様式や建築美に関するウンチクが書ければ格好良いですが、そのような知識は私にはありません。
 ウンチクが語れるようになりたいため、「菅原道真みたいに頭が良くなるように」と祈りました。

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