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源氏ゆかりのお寺。六條八幡宮。神戸市北区山田町

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 3月1日、神戸市北区山田町を散策しました。
 源氏ゆかりのお寺・六條八幡宮があります。

 神功皇后の時代に建立されたのがはじまりと言われています。
 その後、弘法大師の弟子が神功宮址に神社を建立しました。

 そして時代は平安時代後期になり、この地の領主だった源為義は、京都の自宅に祀っていた左女牛八幡大神(現在の若宮八幡宮)を、この地に勧請しました。
 ちなみに源為義は源頼朝、源義経の祖父にあたります。

 この神社の名前に「六條」がついています。それは源為義の別名が「六条判官」だったためです。
 判官は律令時代の四等官(かみ、すけ、じょう、さかん)の三番目の事を指していました。中世になり官職を帯びる人の事を指すようになりました。
 なぜ六条判官と呼ばれたのかわかりません。勝手な推測ですが京の都の六条に住んでいた判官(官位のある人)かもしれません。

 今の本殿は江戸時代初期の1688年に建てられました。
 そして三重塔は室町時代の1466年です。応仁の乱が起こる1年前です。風格を感じますね。

 ところで判官びいきという言葉があります。源義経への同情が由来ですが、そもそも判官とは四等官の三番目(じょう)の事を指していました。
 義経の官位は左衛門尉でした。「尉」(じょう)なので判官という事です。

 田園風景の山田町。都会の神戸・三宮の喧騒を忘れて、のんびり散策するには向いています。

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