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日本新型ウイルス? 日本語と中国語の違い

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 日本語と中国語。同じ漢字の国ですが、文法の違いや、単語の意味の違いがありますため、笑い話になるネタや、誤解を招くネタがあります。

 最近、NHKの中国語版で「日本新冠病毒疫情」の見出しがネットで話題(炎上?)しています。
 日本新冠病毒疫情信息汇总(NHK WORLD JAPAN)

 私自身「日本新型ウイルス情報 ?  なんで??」と思ってしまいましたが、中国語ができる友人から「日本での新型ウイルスの情報」と教えてもらいました。
 「日本」は「新型冠病毒」ではなく、後ろの「疫情」にかかるという事です。日本人の漢字の感覚につられて読み間違えてしまいそうです。

 日本語と中国語の違い。笑い話になるネタを紹介します。
 「手紙」は、中国ではトイレットペーパーを意味します。「切手」は中国では「手を切って」になります。
 中国旅行中、郵便局へ行き、手紙を送ろうとして「手紙」と書いたら、トイレに案内されるかもしれないですし、切手を購入しようとして「切手」と書けば、仰天されます。
 中国語で手紙は「信」で、切手は「郵票」になります。

 反対に中国人が日本に来て「毎度有難うございます」の文言を見ると、「毎回、災難に遭う」と読んでしまうそうです。

 中国は漢字発祥の国で、古代の日本は漢字を導入しました。しかし、明治になり、先に日本が近代化し、西洋文化や概念を翻訳しました。和製漢語です。
 その後、来日した中国人留学生が、和製漢語と出会い、そのまま活用する事になりました。
 今も日本語が中国語になる事があるようで「人気」という単語も、この10年間で、中国で使われるようになりました。

 本当かどうか、わかりませんが、習近平国家主席が、全人代の演説内容のうち、7割が日本語(日本語由来の単語)という話もあります。

 漢字という側面から日中を見ますと面白いですね。

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