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中朝国境の町・中国遼寧省丹東。2017年9月の話(1)
先日、北朝鮮の金正恩委員長についてのニュースが飛び込んできました。
ネタがないからといって、国際政治のド素人の私が、北朝鮮の事を論じようとしても、評論家の受け売りになります。
そこで受け売りではない、2017年9月、3連休を使って中朝国境の町・丹東へ旅行した時の話を書く事にします。
2017年9月、大連から高速鉄道で2時間。北朝鮮との国境の町・丹東へ行きました。
駅から徒歩10分ぐらいで、国境の川・鴨緑江にたどり着きます。
この時期、アメリカのトランプ大統領は「ロケットマン」と言い、金正恩委員長は「老いぼれ」と罵り合っていた時期でした。
日本では一触即発の事態になるかもしれないという評論家の声がありましたが、丹東は緊迫感は全くありませんでした。
ところで日本人は北朝鮮を謎めいた国と思っています。中国人も同じです。丹東は北朝鮮を間近で見れる場所として観光地化されています。
鴨緑江の畔は、多くの中国人観光客を見ました。より北朝鮮を間近で見る事ができる遊覧船に乗りました。
写真は自由に撮影できるため、私も中国人観光客もデジカメで北朝鮮側の撮影をしました。
中国側は高層マンションが立ち並んでいますが、北朝鮮側は低い建物でした。
北朝鮮としては、対外的に見える部分のため、宣伝として高層ビルを見せたい場所ですが、中国との経済格差の大きさを感じる事ができます。
北朝鮮の砂利採取船を見ました。デジカメの望遠機能を使って見ましたら、なんと日本製のレーダーを搭載していました。
厳しい経済制裁の中、どうやって日本の電子機器を入手しているのか不思議に思いました。
遊園地の観覧車が見えますが、動いていませんでした。北朝鮮側では何台もの重機を見る事ができました。その中には日本製の重機がありました。
だいぶ昔、韓国旅行の際に南北会談が行われます板門店へ行きました。ピリピリした雰囲気でした。しかし丹東は、のんびりした雰囲気でした。
もちろん丹東から北朝鮮を覗き見しても、北朝鮮がわかるわけではありません。
しかし、ごく一部分にすぎませんが、視点を変えると、違った光景が見える。そんな事を感じました。