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中朝国境の町・中国遼寧省丹東。2017年9月の話(2)
昨日の引き続き、2017年9月の3連休に中朝国境の町・丹東へ行った話を書きます。
丹東は中朝貿易の拠点の町です。中心部は高層ビルが立ち並び、車の行き来も多い場所でした。
街中は中国語だけでなく、ハングル文字が目立ちました。
丹東を含む中国遼寧省は、朝鮮族の人が多く住んでいますため、日常会話が韓国語の人も多くいます。
以前、日本語が流暢な朝鮮族の人と話した時、「日本語は覚えやすい。韓国語と文法が同じだから。英語は苦手」と言っていました。
丹東の企業は、北朝鮮だけでなく韓国とも取引をしているようです。
韓国と北朝鮮の物産を販売しているお店を見ます。丹東に来る観光客向けのお店です。
そして丹東と韓国・仁川(インチョン)を結ぶ定期フェリーがありますので、韓国からの物資も入っています。
韓国・北朝鮮の物産店の中に入りますと、日本ですと普段、見る事ができない北朝鮮の製品を見る事ができます。
朝鮮人参、酒、海産物、雑貨などなどです。
2017年9月は、北朝鮮への経済制裁が強化されていました。中国も経済制裁に真面目に取り組んでいたため、中朝の国境の橋を走るトラックの姿を全く見ませんでした。
丹東の税関も閉まっていました。経済制裁なのか日曜日だったのかは、わかりませんが。綺麗な建物でしたので、結構、新しい建物のようでした。
韓国・北朝鮮の物産店の店内にありました北朝鮮製品は、経済制裁前に仕入れた在庫品なのか、それとも経済制裁の抜け道で入ってきた物なのかは、わかりません。
北朝鮮レストランもありましたが、経済制裁の影響のためか閉まっていました。
丹東を歩いてみますと、北朝鮮の商品は見る事ができますが、北朝鮮の関係者や、北朝鮮の人と接する機会もありませんでした。
一般の旅行者の私なので、コネも何もありません上、言葉もわかりませんので、100%接する事はありません。
もし、仮に、言葉がわかり、関係者と接する機会があったとしましたら、ゾクゾクする話を聞いた後、帰れなくなっていたかもしれません。
裏の部分を見ることなく、表の部分だけを見るという安全で平和な散策をしました。