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東京の「調布」の名前の由来と三国志・曹操の意外な関係
連休中、自宅で過ごしていましたのでネット配信の三国志のドラマを見ました。
ところで東京都調布市の「調布」の名称と曹操とは関係があります。
東京の調布の名前は、奈良時代の税制の租庸調に由来します。
祖は田畑からの収穫物。年貢ですね。庸は労役。調は特産物を税で納める事です。
調布周辺では、布を調(特産物)として納めていたため、調布という名前になりました。
ところで租庸調ですが日本発祥の税制ではありません。朝廷が唐の制度を採り入れました。
律令も唐の制度を導入しました。律令制度と租庸調と聞きますと中学の歴史を思い出しますね。
唐の時代と三国志の時代、500年ほど違います。
唐の租庸調のうち、調は曹操が始めたものです。
三国志の時代、董卓の銅銭改悪によって銅銭への信頼が失い、経済が混乱しました。
従来から人頭税(銅銭を税として納める事)に加え、特産品を布で納めてもらうという調の制度をはじめました。
もし、曹操がいなければ、唐の税制の租庸調の調がなかったかもしれません。
そうなりますと日本には租庸調の調がないものが伝わり、その結果、調布という名称が生まれなかったかもしれません。
三国志の曹操と調布。歴史を見ると意外な事を知る事ができますので面白いですね。