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班田収授法と三国志の曹操との関係

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 昨日に引き続き、三国志の曹操が、日本の歴史に与えた影響の話を書きます。

 班田収授法は奈良時代に施行された制度で、戸籍に基づき、6歳の子供に田を与え、死んだ時に返すという制度です。
 農民は自分の土地は持てません。土地と人民を国家が支配するという公地公民の考え方です。
 農民は与えられた土地で稲作を行い、収穫物は税として納めます。中学校の歴史が懐かしいですね。

 ところで曹操は屯田制を始めました。三国志の時代。戦乱で土地は荒廃していました。流浪の民も大勢いました。
 そこで流浪の民に土地、耕作のための牛や農機具を貸し与え、収穫物を税として徴収する事にしました。

 これが唐の時代になりますと均田制と呼ばれるものになりました。
 均田制が日本に伝わり、班田収授法になりました。

 曹操は改革者として業績をあげています。孫子の兵法も、現在の形にまとめたのも曹操です。

 三国志談義ですと、曹操は悪者として描かれています。でも三国志談義は創作だらけの娯楽小説のため、歴史的資料としての信用性はありません上、劉備の蜀を持ち上げる描き方のため、どうしても曹操は悪者になってしまいます。

 日本史と三国志が意外な所でつながっているのは面白いですね。

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