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ミャンマーはどんな国?
1989年6月18日はビルマからミャンマーに国号が変わった日です。
ところでミャンマーとはどんな国なのか。
専門家みたいな事を書こうとしても、ただの受け売りになります。そこで2015年9月のシルバーウィークを使ってミャンマーへ行った時の感想を書く事にしました。
出発前は、ミャンマーといえば仏教国で国民全員が仏教徒と思っていました。
しかし、実際に首都ヤンゴンを散策しますと、イスラム教のモスクや、ヒンズー寺院があったりしました。
行き交う人々を見ていますと、インド系の人をよく見ました。英国の植民地だった時代、労働力としてインドから連れて来られた人達の子孫です。
仏教徒は9割と言われていますが、案外、他の宗教の信者が目立っていました。日本でもキリスト教徒は数%ですが、教会をよく見るのと同じですね。
他にも中華系の人も見ました。
治安は良く安心して歩ける所でした。
9月は雨季のため比較的気温は高くなく、最高気温は30~33度くらいでした。日本の残暑と同じくらいでした。
ミャンマーが一番暑いのは乾季の4月、5月なので40度くらいになります。8月が一番暑いという日本の常識が簡単に崩れます。
街中を散策していますと、日本の中古バスをよく見ました。
ミャンマーへ行く前から、テレビなどで日本の中古バスが走っている話を見ましたが、実際に身近な神戸市営バスを見た時には驚きました。
ただ、日本の場合、車は左側通行ですが、ミャンマーの場合、右側通行のため、乗車扉を反対につけかえていました。
バスに乗りました。冷房は付いていませんでしたが、窓は開けっ放しでしたので、風が入り、蒸し風呂ではありませんでした。
ミャンマーの路線バスですが、行き先はミャンマー語。バスの系統を表わす番号もアラビア数字ではなく、ミャンマー文字でした。
しかし、ミャンマーの路線バスはまっすぐ走るという原則があるようです。料金は日本円で20円ぐらいです。
大通りを移動したい場合は、ちょっとした冒険で運に任せてバスを使いました。
中古バスですが2015年当時は普通に走っていましたが、昨年(2019年)、ミャンマーへ出張へ行った友人の話では、冷房付きの新しいバスが走っていたとの事でした。
この話を聞きまして、情報を常に新しくしておかないと、古い知識のままで、物事を想像してしまいかねないですね。
その一方でタクシー料金は高かったです。値段は交渉制で、近場でも200円以上しましたので、所得水準から考えますと割高でした。
車に高い関税がかけられていますため、中古車でも高い上、ミャンマーは原油がとれないため、原油は輸入しています。
そのためタクシーの運転手は初期投資の回収や、ガソリン代を払うため、高い料金設定にしなければならないようです。
それでもタクシーに乗るミャンマー人を結構見ました。そして道路は渋滞を引き起こしていましたので購買力の凄さを感じました。
広場へ行きますと若者がスマホを持っていました。
2015年頃のミャンマーの平均月収は2,3万円です。月収の2,3倍のスマホを持っているのに驚きました。まさに上り調子の国だと感じました。
ただ、外資系に務める若者は10万、20万をもらっている可能性もありますので、案外、若者も人によっては、購買力が凄いかもしれないですね。
ミャンマー旅行前に、本や映像だけで想像していたミャンマー像と、現地で見た姿が乖離していました。
「百聞は一見にしかず」で、より多くの情報が得られると実感しました旅行でした。