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日本のいちじく栽培は川西から始まった。兵庫県川西市の特産品。
6月28日、伊丹市の西国街道から川西市にあります多田神社(清和源氏発祥の地)へつながります多田街道を散策していました。いちじく畑を発見しました。
いちじくについて調べてみますと、川西市の特産品は、いちじくだと知りました。
川西のいちじく(川西市役所のサイト)
国内で栽培・販売されています、代表的な品種の「桝井ドーフィン」は、川西が最初に販売した地という事も初めて知りました。
普段、いちじくを食べないので、いちじくに全く関心がなかったのですが、それでも地元に近い地域だけに、灯台下暗しを痛感しました。
広島県出身の苗業者の桝井光次郎がアメリカへ渡りました。その時、フランス人の友人から貰った北米品種のドーフィン種の苗を持ち帰りました。
果樹園のあります川西市で栽培し、そこから、いちじくの栽培が全国に広がったといわれています。
2015年(平成27年)には、いちじく栽培90周年という事で、川西市では愛称を公募し「朝採りの恵み」になりました。
いちじく栽培の歴史があったことも知りませんでした。
ところで、いちじくを漢字表記しますと「無花果」です。これも知りませんでした。
花はないわけではありませんが、身の中で花が咲き、外からは花が見えないため「無花果」となりました。
花が見えない所にありますと、どうやって受粉するのか、疑問に思ったりしますね。
川西市が栽培の適しているのは土壌だけでなく、地の利が生かせたようです。
地域の名産品をめざして(日本経済新聞社)
早朝に収穫した、いちじくを阪急電車で運んで、昼前には店頭に並んでいたというから驚きです。阪急電車を使いますと大都市・大阪まですぐに行けます。
近鉄の新魚列車は知っていましたが、阪急電車を使って、いちじくを運んでいたのは意外でした。