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キリシタン灯篭。西光寺。兵庫県神戸市東灘区

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 11月1日、東灘区の住宅街を散策していますと西光寺を発見しました。
 このお寺にはキリシタン灯篭がありました。灯篭の形が十字架になっていますので、隠れキリシタンの作品と連想しそうですね。
 お寺の説明書きには、キリシタン灯篭は、戦国時代の大名であり茶人の古田織部が考案したと書いていました。

 キリシタン灯篭を考案した古田織部ですが、正確には戦国時代から江戸初期にかけての大名でした。
 そして文化人でした。茶人としては千利休の弟子でもあり、利休亡き後は、天下の茶人と言われるぐらいでした。
 江戸幕府・二代目将軍の徳川秀忠の茶の指南役にもなりました。

 それだけではありません。織部焼は古田織部の指導によって始められたと言われています。

 古田織部は茶人でした。当時、茶道は政財界の人脈を作る場でもありましたので、幅広い人脈があったと言われています。
 大坂夏の陣で和平工作を行ったといわれています。しかし、それが仇となり、豊臣方に内通していると嫌疑をかけられ、徳川家康の命によって切腹させられました。
 他にも隠れキリシタンだったといも言われています。大阪夏の陣で、豊臣方にはキリシタンが多かったため、不穏分子と思われていた可能性はあります。

 神戸といえば海と山が近いのが特徴です。
 西光寺をあとにして、山側を散策しました。景色の良い眺めを見る事ができました。
 ただ、私の写真の腕は、写真家には遠く及ばないので、素晴らしい写真は撮影できませんが、雰囲気だけでも味わっていただければ幸いです。

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